サービス付き高齢者向け住宅に転職するメリット・デメリット

サービス付き高齢者向け住宅に転職するメリット・デメリット

2018/7/31 更新

仕事内容が全然違う?

サービス付き高齢者向け住宅に転職するメリット・デメリット

介護士が働く職場として、通常の介護施設のほかにサービス付き高齢者向け住宅などもあります。同じ介護士としての仕事でも、介護施設で働くのとは大きく業務内容が異なるのですが、その業務内容や転職することによるメリット・デメリットはどうなっているのでしょうか?

 

サービス付き高齢者向け住宅とは?

サービス付き高齢者向け住宅というのは、高齢者を対象とした賃貸住宅のような介護施設の事をいいます。

通常の賃貸住宅の場合は高齢者の入居を拒否される場合もありますが、サービス付き高齢者向け住宅であれば問題なく入居できます。

また、有料老人ホームの場合は入居金が高額になる場合が多いのですが、サービス付き高齢者向け住宅はそこまで高額ではなく、毎月の賃貸料なども有料老人ホームに比べて安価です。

入居者は基本的に要支援から要介護3の認定を受けている60歳以上の高齢者となります。

ただしある程度は自分で身の回りの事ができなくてはいけないため、自立歩行が困難な方や重度の認知症の方は入居できない場合もあります。

また、入居時は問題ない場合でも、入居後に症状が進行して対象から外れてしまい、退去を求められる場合もあります。

サービス付き高齢者向け住宅に勤務する介護士の業務内容は、通常の施設介護とは全く異なります。

基本的に入居者は自立可能な人ばかりであり、介護が必要となる場合はホームヘルパーを頼んだりするため、介護士は介護業務というよりも安否確認と生活に関する相談が主な業務内容となります。ただし、施設のサービス内容によっては軽度の介護業務も必要となることもあります。

サービス付き高齢者向け住宅には訪問介護事務所やデイサービスが併設されていることも多く、そちらと交代しながら働くこともあるようです。

サービス付き高齢者向け住宅に転職するメリットは?

それではサービス付き高齢者向け住宅に転職した場合、どのようなメリットがあるのでしょうか?

サービス付き高齢者向け住宅では介護を行わないことが多く、住宅自体もバリアフリーに対応しているので介護士の業務としては負担が少ない場合がほとんどです。

相談の相手や何かあった時の備えとしていることが多いので、普段はそれほど忙しくなることはないでしょう。

業務内容が負担の少ないものとなっているため、勤務している介護士の人数もそれほど多くはありません。

そのため、他の人と協力して行う業務というのも少ないので人間関係のわずらわしさという点でも負担は少ないと思います。

認知症の利用者などもほとんどいないため、精神的な負担も少ないでしょう。

利用者とはコミュニケーションをとることも大切な仕事となります。

利用者と話す機会が多い仕事なので、利用者と会話しながら利用者に寄り添った介護の仕事をしたい、と考えている人には向いている職場でしょう。

訪問介護事業所やデイサービスが併設されていることも多いので、様々な勤務が体験できることも多く、幅広い経験を積んで自身のキャリアアップを目指すことも可能となるでしょう。

サービス付き高齢者向け住宅に転職するとこういったメリットが考えられます。

サービス付き高齢者向け住宅に転職するデメリットは?

その一方で、デメリットとなる点はどういったものがあるでしょうか?

サービス付き高齢者向け住宅に訪問介護事業所やデイサービスが併設されていて、そちらでも勤務しなくてはいけない場合は、通常よりも多い種類の業務をこなさなくてはいけなくなります。

しかし訪問介護の職員として働いている間はケアプランに従ったサービスしか行うことができず、デイサービスで働いている間はそのデイサービスで提供しているサービスしか行うことができません。

しかし住宅での勤務の際はそれ以外のサービスも行うことができるなど、働く場所によって提供できるサービス内容がそれぞれ異なってきます。

そうなると切り替えや線引きが難しく、利用者も混乱してしまうかもしれないので説明に苦労することもあるかもしれません。

また、基本的に介護は行わず説明や見守りが主となるとはいっても、利用者やその家族の中には介護施設のようなサービスを求める人もいます。

そうした介護を求められた際、きちんと説明して納得してもらうのは大変でしょう。

基本的に介護は必要ないとはいっても、徐々に入居者の介護度が高くなってくればある程度の介護をしなくてはいけないこともあります。

そうなった時にも対応できるよう、一通り介護は行える必要はあります。

しかし決まったことをする施設の介護士に比べて多くの局面に対応できなくてはいけないので、より幅広い対応力が必要です。

まとめ

サービス付き高齢者向け住宅の介護士に転職した場合、業務内容だけをみると一見楽な仕事に思えるかもしれませんが、実際は多くの知識と経験が必要とされます。

また、訪問介護事業所などと並行して働くことになるかもしれないので、訪問介護で働く気持ちも持っておくようにしましょう。

介護の仕事は少ないように思えるかもしれませんが、介護士である以上はいつ介護をすることになるかわかりません。そのときはきちんと対応できるよう、知識と経験を積んでおきましょう。