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要支援でも補助金はおりる?

知っておこう、介護保険の住宅改修補助金制度

知っておこう、介護保険の住宅改修補助金制度

住み慣れた自宅で、家族や自身の在宅介護のために住宅改修をしたいけど、介護保険がよくわからない…と諦めていませんか?本記事では、介護保険における住宅改修制度の補助金について、どんな場合に適用されるのか、申請はどう行うのかを、実際に補助金申請を経験した筆者が詳しく解説します。

要支援と要介護では支給内容が違う?

結論からいいますと、要支援・要介護いずれの認定でも、補助金支給の内容に違いはありません。要支援1または2、要介護1~5の認定を受けていれば補助金支給の対象となり必要な書類をそろえて申請すれば、改修費用の8~9割が返還されます(上限額は1つの住宅に対して20万円)。

なぜ要支援認定でも補助金を受けられるのかというと、これ以上認定の段階を上げず、できる範囲で自立した動作を生活に取り入れてもらうため、だそうです。確かに、被介護者が可能な範囲で安全に動けるようになるのは、本人はもちろん、介護する側にとっても大切なことですよね。

実際、私の家族もお手洗いに手すりをつけるまでは、時間に関係なく誰かがつきそっていましたが、手すりをつけてからは1人で行けるようになりました。

補助金申請の流れ

ここからは具体的な補助金申請の流れをご説明します。申請は改修前と改修後に行う必要がありますので注意してください。

介護担当のケアマネージャーに相談

はじめに、担当のケアマネージャーさんに住宅改修をしたい旨を相談します。どこを改修したら、利用者にとって暮らしやすいかなどを話し合いましょう。

施工業者を選び、下見に来てもらう

改修工事を行う施工業者を選ぶため、下見に来てもらい見積もりなどを出してもらいます。事前に、話し合って決めた要望を伝えておくと、スムーズに進めることができます。また、見積もりは2社以上にお願いをすると安心です。

各区市町村の介護保険課へ事前申請する

必要な書類をそろえたら、市区町村の介護保険課へ申請します。着工する前に審査が必要になるので、着工日よりも余裕をもって申請しましょう。

改修工事の着工、完了、支払い

審査が通った後に改修工事に着工し、完成となります。改修費用の支払い方法については、基本的には償還払い(いったん全額負担し、その後に補助金の支給を受ける)ですが、施工業者によっては、受領委任払い(支給額を差し引いた1~3割のみ支払い、支給額は施工業者が受け取る)ができる場合もありますので、事前に確認しておくことをおすすめします。

支給申請、支給

工事終了後にも申請に必要な書類がありますので一式そろえたら、市区町村の介護保険課へ支給の申請をしましょう。ここで提出した書類の審査が通ると、住宅改修費用の7~9割が支給されます。なお、受領委任払いを選択した場合は、支給額はそのまま施工業者が受け取ります。

申請の詳細については、以下の記事でも解説しています。

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補助金を再度受けることはできる?

過去に住宅改修をして補助金の支給を受けたけれど、ほかにも改修したい場所がでてきた場合や、引っ越した新居に設置したい場合、住宅改修制度を再度受けることができるのでしょうか。

過去に改修した住居で再度改修をする場合

以前の改修時に、限度額の20万円まで費用がかかっていなければ、残りの額が支給の対象となります。例えば、1割負担の利用者が、過去に同一住居で10万円の改修工事を行い、9万円の支給を受けていたとします。この場合、支給限度額20万円のうち残りの10万円までは補助金支給の対象となります。

介護認定が3段階以上あがった場合

改修工事をした当時よりも3段階以上あがった場合は、新たに限度額の20万円の申請が可能です。

引っ越しをした場合

住宅改修制度の補助金対象は、住宅に対して行われるため、新しい住居では新たに限度額20万円の申請が可能となります。

補助金支給の対象となる改修箇所

住宅改修費用の支給対象は大きく分けて6項目あります。

手すりの取り付け

廊下、お手洗い、お風呂場、玄関など、移動や転倒を防ぐ目的で取りつけることができます。利用者によっては握力が弱く、手すりをしっかりと握れないことがあるので、利用者に合わせて手すりの形状を選ぶことが大切です。

段差の解消

居室、廊下、お手洗い、お風呂場、玄関などの床の段差の解消です。また玄関・居室から外へ出るためのスロープを取りつける工事も含まれます。

床または通路面の材料の変更

滑り防止や移動をスムーズにするための工事です。居室では畳からフローリングやビニール材への変更、お風呂場では滑りにくい材質への変更のことを指します。階段へのノンスリップ取りつけも対象です。ノンスリップ材質に厚みがあったり、床材の滑りを悪くしすぎたりすると、逆につまづいて転倒する恐れがあるので注意が必要です。

扉の取り替え

既存の扉を利用者が使いやすい扉に変更するための工事です。引き戸や折り戸のほか、アコーディオンカーテンなどに取り替えることができます。またドアノブを変えたり、扉はそのままで右開きを左開きに変更するなども対象になります。

便器の取り替え

和式から洋式へ変更する工事です。また膝の曲げ伸ばしが困難という理由から、洋式便器のかさ上げや、便座の位置が高い便器に変更するなども対象になります。

そのほか、上記の住宅改修に関連する工事

例えば、手すりをつけるための壁の下地や、床材を変更するための下地の補強工事などです。扉を変更するための柱や壁の補強工事、お手洗いやお風呂場などの水回りに関する工事も対象となります。

最後に

改修前後で申請が必要であったり、工事箇所が限定されていたりと、少し手間に感じることもあると思いますが、在宅介護では思いのほか出費がかさむことが多く、本当にありがたい制度だと思います。

介護保険制度について知らないことや、わからないことは担当のケアマネージャーか、お住まいの市区町村へ問い合わせてみてくださいね。